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2017年夏現在出ているVRヘッドマウントディスプレイとVRゴーグルまとめ

2016年にかなり出揃ったVR機器。中でも最も重要なのがVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)・VRゴーグルです。今回は、そんなVRHMD・ゴーグルをまとめてご紹介していきます。

(随時更新していきます。2017年8月23日最終更新。)

1. ハイエンド

まずは一番クオリティも値段も高い、ハイエンドのVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)から紹介します。こちらはディスプレイが内蔵されているもので、パソコン等に接続して使います。
2017年3月現在、日本国内で手にはいるハイエンド製品は主にOculus Rift, HTC Vive, PSVRの3つ。

1-1. Oculus Rift

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2016年のVRブームの旗手とも言えるのがこのOculus Rift。
価格は、66820円(amazon.co.jp,2017年8月13日現在)です。
発売後しばらくはゲームパッドを用いて入力していたのですが、Oculus Touchというコントローラーが登場したことにより、一層使いやすくなりました。(14500円:amazon.co.jp,2017年8月13日現在)
解像度はフルHD(2160×1200),視野角は110度、リフレッシュレートは90Hzとなっています。
日本で購入する際は、並行輸入品をAmazon等で買うか、公式サイトから個人輸入するかの二択となっており、保証が受けにくくなっていることにご留意ください。

1-2. HTC Vive

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Oculus Riftと双璧をなすのがHTC Vive。
台湾のHTCとValveというゲーム製作会社が協力して作ったVRHMDで、Steamというゲームプラットフォームを持っています。
SteamはVR以前からPCゲーマーに親しまれているゲームプラットフォームであり、ゲームに関してはこちらに一日の長がありそうです。また、ルームスケール(部屋を歩き回りセンサーで感知する)を基本とする設計のため、VR内で歩き回ることができます。ただし、それを生かすには、部屋の広さがある程度必要なのがネックになります。
渋谷のVR PARK TOKYO、お台場ジョイポリスやZERO LATENCY等のアミューズメント施設でも使われているHMDです。
解像度はフルHD(2160×1200),視野角は110度、リフレッシュレートは90Hzと、Oculus Riftと同スペックです。
価格は、Viveの正規取扱店のドスパラにて99,800円(税別)です。

HTC Viveについて、詳しくは私がHTC Viveを購入した理由 ~ Oculus Riftとの比較 ~を参照してみて下さい。

また、Oculus RiftやHTC Viveを使用するためにはある程度のスペックのPCが必要になります。
詳しくはVRゲームを楽しむために必要なPCのスペック、部屋の広さ ー 筆者のHTC Viveのケースを参考にしてみて下さい。

1-3. PSVR

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ある意味国内での本命とも言えるのが、Sony社のPSVR。PSVRを使うためには、Playstation4を持っている必要があります。
基本的にはPS4のVRゲームソフトをプレイするためのディスプレイですが、PS4 Proにて動画再生にも対応するなど、少しずつゲーム以外にも広がってきています。PS4を持っていないと使えないこと、基本的にはゲームが用途の中心に据えられていることがネックとも言えるでしょう。
日本国内での入手しやすさを考えると、本命と言っても過言ではないと思います。
価格は、69800円(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)です。持っていない場合は、これにPS4の値段(30000円-)を追加したものが初期費用と言えるでしょう。
解像度はフルHD(1920×1080),視野角は100度、リフレッシュレートは90Hzというスペック。

2017年4月現在では、この三つがハイエンド機のメインプレイヤーであると言えます。
このほかいくつかハイエンドHMDと呼ばれるものがあるのでご紹介します。

1-4. OSVR HDK2(Razor社)

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OSVRはオープンソースVRのことで、技術が公開されているオープンプラットフォームのVRグラスです。
解像度はフルHD(2160×1200),視野角は110度、リフレッシュレートは90Hzと、HTC Vive,Oculus Riftと全く同様のスペックです。
国内で購入はできるのですが、どちらかというと開発者向けのガジェットと言えるでしょう。
現状開発者向けのため一般ユーザーができることは少ないですが、ソフトが充実してくるとこれから普及するかもしれません。Steamが技術提供しているとのことなので、これから遊べるものも増えてくる可能性があります。

1-5. PiMax(パイマックス)

こちらは中国製VRHMDのPiMax。4K解像度で、カタログスペックであれば現状一番性能の高いVRHMDです。
価格も44960円(Amazon.co.jp、2017年4月)とかなりお手頃です。
しかし、実際に動かすにあたっては現状ソフト面でいくつか問題があるようで、よほど自信がある人でなければOculus,Viveを買うのが無難と言えます。
また、使い方もまだまだ未知数というのが正直なところです。

1-6. Fove 0

2016年、KickStarterで注目を集めたFOVE。こちらは内蔵された赤外線センサーで視線追跡ができるというのが斬新なモデルです。首ごと視界を動かなくても、視線にしたがって画面が動いてくれます。
価格は公式サイトで599$ (約66267円)。ただし、4月に購入しても2017年6月以降の配送となるようです。

2. 中価格帯(ハイエンドスマホVR)

ここからはスマホVRゴーグルをご紹介します。スマホVRゴーグルは、スマートフォンをゴーグルに装着して画面として使うものです。ディスプレイの機能はスマートフォンのスペックに依存しますが、その分ディスプレイ内蔵型のハイエンドHMDに比べ、ぐっと値段が下がります。
中価格帯と書きましたが、スマホVRのハイエンド機器という表現の方が正しいかもしれません。

2-1. Gear VR

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中価格帯で一番有名なのはSamsung GearVR。Oculus社とSamsungがタッグを組んで送り出したスマホ用VR機器のフラッグシップとも言えるモデルです。
スマートフォンを装着して使用するタイプですが、コントローラーやトラッキング機能等をゴーグルの側である程度制御できるようになっています。価格も機能も程よいクオリティで、イベント等で使われる機会も多くなっています。インターネットカフェ自遊空間がVR機器の貸し出しを行っていますが、基本的にはこのGear VRです。
なお、Galaxy S6,S7,S8およびS8+にのみ対応なのでご注意を。現在別のスマートフォンを持っている人には少しネックかもしれません。
価格は、コントローラーが付属した新型のもので11,684円(amazon.co.jp,2017年8月23日現在)。
Galaxy, GearVRと360度カメラであるGear360と全てSamsungで揃えると互換性が高く使いやすい部分もあります。
オランダにある世界初のVRシネマでもこちらを使用していました。)

2-2. Google Daydream

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今までダンボール製ゴーグルしか発表してこなかったGoogleが満を持してリリースしたVRゴーグルが、こちらのDaydream。他のヘッドセットと比べて軽量であること、布素材で作られているために装着感がよいこと、そして何よりGear VRなどと比べてオープンなプラットフォームであることなどが特徴として挙げられます。
当初はPixelというGoogle製のスマホシリーズにしか対応していないプラットフォームでしたが、現在ではDaydream Readyスマートフォンで動作させることが可能です。Daydream Readyスマートフォンは、2017年8月23日現在以下の通り。

・Google Pixel
・Google Pixel XL
・ASUS ZenFone AR
・HUAWEI Mate 9 Porche Design
・HUAWEI Mate 9 Pro
・Motorola Moto Z
・ZTE Axon 7
・Samsung Galaxy S8
・Samsung Galaxy S8+

Daydreamヘッドセットは日本では発売されておらず、また発売予定日も未定ですが、amazon.co.jpなどで並行輸入品を購入することができます。2017年8月23日現在、amazonでの並行輸入品の価格は8,990円(定価は79ドル)と、比較的安価に手に入れられます。

3. プラスチック製VRゴーグル

スマートフォンを画面として使うVRゴーグルですが、こちらで紹介するのはただスマホを装着するタイプです。基本的にどれを選んでも出来ること自体は変わりません。 レンズの質、焦点距離の調整が出来るかどうか、顔への装着感はどうかといったところが問題になってきます。また、値段にもかなりの幅があるジャンルです。

3-1. ZEISS VR ONE Plus

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光学機器の雄、ドイツのカールツァイスが作ったVRゴーグルです。プラスチック製、電気制御等なしの割には高価とも言えますが、レンズの評価が高いモデルです。
価格は14850円です。(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)

3-2. ハコスコDX

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ダンボール製ゴーグルで有名な、ハコスコ社の作成したプラスチックVRゴーグルです。価格は価格は3218円(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)。
機能をグレードアップした、ハコスコDX2というモデルも出ています。そちらは6000円程度と少し高くなっています。

3-3. Vox gear+

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Amazonのレビュー等で評判が良いのはこちらのVox Gear+。弊社でも使用していますが、パッドの取り外しが可能、ピントの調節がしやすいなど、値段の割に痒いところに手が届く性能となっています。価格は2020円となっています(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)。

3-4. STEALTH VR

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こちらのSTEALTH VRも様々なイベントで使われています。昨年のRICOH THETA写真展でもこちらが使われていました。
価格は5453円(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)。

4. ダンボール製VRゴーグル

プラスチック製とほぼ同じ仕組みを使い、ダンボールで廉価に製作したものがこちらの二つ。Googleが公開した仕様書に沿って作成されています。プラスチック製よりも没入感は劣りますが、軽くて手軽という利点もあります。
企業がイベントで配布するパターンも増えてきています。

4-1. ハコスコ

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おなじみハコスコ。「とりあえずまずはVRを試してみたい」という方にオススメです。

4-2. Linkcool Google Cardboard

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こちらはベルトがついたモデル。手で持って操作したくない場合はベルト付きを選んでください。価格は900円(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)。
ダンボール製に関してはそこまでの大きな差はないので、値段と機能(ベルトがあるか、コントローラーがあるかなど)で決めてしまってしまって問題はないかと思われます。
また、企業がVRイベントのノベルティで使っていることもあります。

5. 折りたたみ式VRゴーグル/VRグラス

さて、最後に持ち運びという観点に優れた折りたたみ可能なVRゴーグルを紹介します。
折りたたみという性質上視界全体を覆うことが難しいため、没入感は低くなっています。
ただ、上記のほかのVRグラスに比べ遥かに省スペースなので、これから発展の余地も大きいかと思われます。

5-1. HOMiDO Mini VRグラス

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フランス、HOMiDO社のVRグラスです。胸ポケットにも入るサイズ感が魅力です。
HOMiDO社はプラスチック製のゴーグルも出しています。
こちらで2000円で購入することができます。

5-2. Baseus VR ゴーグル

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こちらは横に仕切りがあるため、少し没入感が高くなるものになります。
価格は1998円(amazon.co.jp,2017年4月2日現在)です。

5-3. 3D Stylee VRグラス カセット / Cassette

3D Stylee VRグラス カセット / Cassette
3D Stylee VRグラス カセットは、横に仕切りがあり、没入感を高めると同時に、レンズが折り畳み時にカバーされて保護される独自機構を採用したもの。特に、様々なライフスタイルに合うようシンプルでスタイリッシュ、このまま胸ポケットにも入れられるような手の平サイズのコンパクトさというのが売りです。上記2つの良いとこどりがされたようなVRグラスです。
3D Stylee VRグラス カセット
価格は1800円ですが、プロモーション用に500個以上で1つあたりが1000円以下となります。

6. まとめ

様々な種類があるVRHMD/ゴーグル。どれも長所・短所があり、どういう使い方をするのかによって使うべき機器は大きく変わってきます。
スマホを持っていてとりあえずVRを試してみたい方は、プラスチック製かダンボール製のものが始めやすいでしょう。もちろん、ハイエンド機器の没入感には遠く及びませんので、過度な期待は禁物です。
また、都内にハイエンド機器を試せる場所もあるので、そういったところに行ってみるのも手かもしれません。
自分の用途にあったものを選びましょう!

参考リンク:
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